行き先は鳥羽水族館。きっかけは、なんとなくの勢い
こんにちは、「てぃけ」です!
たまたまの二連休。
しかも、珍しく晴れ予報。
我々夫婦は休みの日に「どこ行く?」とその場で決めることが多く、この日も例外ではありませんでした。
なんとなくドライブでも行くか〜という話をしていたとき、奥さんが「ジュゴンってどこにいるの?」とポツリ。
そこから話が転がって、「鳥羽水族館ならジュゴンが見られるらしいよ」「三重県!? 遠くない!?」「大丈夫やろ!」と、いつものように勢いだけで目的地が決定(笑)。
車で片道500km、往復1000kmの弾丸旅がスタートしました。
大津でちょっと一息。みたらし団子は外せない
長時間の移動は想定内。
途中、滋賀の大津で休憩をとることにしました。
サービスエリアで奥さんが大好きなみたらし団子を発見。
我々夫婦はよく一緒に団子を買いに行くことがあって、見つけた瞬間「これ買う!」と迷わずチョイス。
このあたりのテンポ感も、旅の雰囲気を和ませてくれます。
みたらし団子を食べた後は、奥さん車内で爆睡…。
私は静かに運転を継続…。
鳥羽水族館到着。そして、ジュゴンのセレナとの出会い
長旅の末、鳥羽水族館に無事到着。
日本で唯一ジュゴンを飼育している場所ということもあり、奥さんもずっと楽しみにしていました。
水槽の前に行くと、そこには静かに漂うジュゴンの姿。
名前は「セレナ」。1987年にフィリピンから鳥羽水族館にやってきて、今では飼育歴38年を超える長寿ジュゴンです。
セレナはとにかくマイペース。
浮いた野菜のようなものを、ゆっくりとスーッと移動して食べに行き、また止まって、じーっとしている。
その姿に奥さんは目を奪われ、水槽の前からなかなか動こうとしません。
別の展示を見に行っても、また戻ってきてセレナを見つめている様子は、なんだか微笑ましい光景でした。
「かわいい、かわいい」と何度もつぶやく奥さん。
その様子を見ながらふと思ったのは、「このセレナ、奥さんにちょっと似てるな……(笑)」
ゆっくりしていて、どこかマイペースで、ふんわりした空気感。
まるで水槽の中で、奥さんの“分身”が泳いでいるようでした。
圧巻のセイウチショーと、旅のしめくくり
鳥羽水族館では、セイウチのショーも体験しました。
投げキッスのパフォーマンスは迫力満点で、「ポッ!!」という大きな音が響くたびに笑いが起きます。
触れ合える距離でセイウチを見られるのも貴重な体験。
あの大きな体からは想像できないほど、繊細な動きで観客を楽しませてくれました。
帰路は夜通しのドライブ。
帰宅はなんと翌朝の3時。
丸一日かけての長旅でしたが、我々夫婦にとっては、思い出深く、笑える瞬間の連続でした。
おわりに 〜マイペースなジュゴンと奥さん〜
今回の旅は完全に勢いだけの弾丸ツアーでしたが、セレナと出会ったことで、また一つ記憶に残る出来事が増えました。
水槽越しにセレナとじーっと見つめ合う奥さんの姿が忘れられません。
ゆっくり、ふわふわ、マイペースなセレナは、どこか奥さんのようで。
そんなふたりが重なった瞬間に、なんだか心が温かくなりました。
セレナと奥さんの絶妙な手足の短さ(笑)
「1000キロの弾丸旅、ジュゴンと奥さんがシンクロした日」
きっと数年後にも思い出す、特別な1日になった気がします。

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