こんにちは、「てぃけ」です!
先日、岡山県にある小学校跡を訪れてきました。
去年訪れたもう一つの小学校跡と一緒に記事にしてみました。
ひとつは、岡山県高梁市の山の吹屋という地域にある「旧吹屋小学校」。
もうひとつは、岡山県真庭市にある木造校舎の美しさが残る「旧遷喬尋常小学校」。
どちらも現役を退いた学校ですが、今もなお多くの人が訪れ、歴史と懐かしさを感じられる観光スポットになっています。
今回はその体験を、写真とともにご紹介していきたいと思います。
旧吹屋小学校 ― 山の上にたたずむ校舎
旧吹屋小学校は、吹屋ふるさと村の中にあり、山を少し登ったところにあります。
吹屋ふるさと村は赤銅色の石州瓦とベンガラ色で統一された町並みが見事な文化遺産です。
そこを歩いていると特徴的な堂々とした校舎が姿を現し、まるで映画の舞台に入り込んだような気分にさせてくれます。
私が訪れた日は快晴。校舎の前にはプールのような池があり、その水面と校舎の景色とがとてもきれいでした。
学校といっても自分が小学校時代に行っていた建物と全然違い、写真や映像で見たような見てないような建物で、歴史的な価値と同時にアート的な雰囲気もすごかったです。
中に入ると、教室の造りや廊下の木の質感など、時代を感じさせる雰囲気がいっぱい。
窓から差し込む光もきれいで、木造の校舎に机と椅子が並んでいて、ホールのような場所もありました。
「学び舎」としての役割を終えても、こうして残されていること自体が、地域の歴史や文化を大切にしている証拠なのだなと感じました。
全然知らない世界だけど、非日常的なタイムスリップをしたみたいでした。






旧遷喬尋常小学校 ― 木造校舎のぬくもり
別の日に訪れたのが、旧遷喬尋常小学校。
こちらは現役を退いた後も保存されており、校舎の中を自由に見学することができます。無料です。
教室に足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのは昔ながらの木の机と椅子。
黒板もそのまま残されていて、まるでタイムスリップしたかのような光景です。
廊下や教室に漂う木の香りが印象的で、こちらはなんか嗅いだことがあるような匂いがしてちょっと懐かしかったです。
小学校の頃の記憶って、細かいことは忘れているのに、こうした匂いや雰囲気をきっかけに不思議とよみがえるものですよね。
机や椅子は使われた時代が違うのか、新しいものと古いものが混ざっていました。
絶対危ないじゃんと思われる木造の階段もありました(普通に通行すれば全然大丈夫です)。
黒板や黒板消し、なぜか爪とか爪切りと書かれた場所もあり、なぞにちょっと面白かったです。
窓の外には運動場が広がっていて、運動場と校舎の感じがオシャレでした。






二つの学校をめぐって感じたこと
旧吹屋小学校と旧遷喬尋常小学校、どちらも同じ「廃校跡」ですが、それぞれに違った魅力がありました。
- 旧吹屋小学校は、吹屋ふるさと村と合わさって完全に日常と違う場所にいる感じでした。町並みと校舎の外観がすごくきれいで、定期的に行きたくなるような場所でした。山の上にあるのでアクセスはちょっと大変かもです。
- 旧遷喬尋常小学校は、木造の温もりと懐かしさに包まれていて、ゆっくりとした空間でした。映画のロケ地とかにもなっているようです。アクセス自体はしやすいですが、真庭市というほぼ鳥取に近いところなので広島からだとやや遠く感じました。滞在時間は短めかもです。
どちらも写真映えするし、歩くだけで自分の小学校時代との違いや、夫婦でちょっと寸劇のようなことをしてしまうテンションになる素敵な場所でした。
アクセスと観光のヒント
- 旧吹屋小学校
- 岡山県高梁市成羽町吹屋にあり、吹屋ふるさと村の観光とセットで楽しめます。
- 駐車場はふるさと村周辺にあり、徒歩で少し登る必要があります。
- 開館時間や料金は季節によって変わるので、事前チェックがおすすめ。
- 旧遷喬尋常小学校
- 岡山県真庭市に位置し、JR中国勝山駅から徒歩圏内。
- 入館料は無料(寄付制の場合あり)。
- 職員さんがすごく優しい。
夫婦で訪れる楽しみ
私たちは夫婦で訪れましたが、歴史的な場所を一緒に歩きながら、
「こんな机だったよね」「チャイムって懐かしい」なんて会話をするのがとても楽しかったです。
「転校生の〇〇君、自己紹介をして」などと寸劇をして楽しみました。
観光スポット巡りというより、ちょっとした“思い出探しの旅”になりました。
夫婦や家族連れ、そして昔の学校生活を懐かしみたい人にはぴったりのスポットだと思います。
まとめ
旧吹屋小学校と旧遷喬尋常小学校は、どちらも「廃校跡」という枠を超えて、訪れる人に懐かしさや感動を与えてくれる場所でした。
- 美しさに感動した吹屋小学校
- 木の温もりと学校の記憶を思い出させてくれる旧遷喬尋常小学校
岡山観光で少しディープな体験をしたい方には、ぜひおすすめしたいスポットです。
写真映えもしますし、歴史や文化を感じながら過ごす時間は、何よりも贅沢でした。
次回は、また別のスポットを紹介していきたいと思います。
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