ドラえもんじゃないけど、ポケットにどら焼きがある日もある

こんにちは、「てぃけ」です!

今日は、ちょっと甘くて、やさしいお話を。

午前中のリハビリは、少しハードな内容でした。
担当している患者さんと、やや痛みを伴う動きをしたんです。もちろん、必要なリハビリなんですが、「今日はきついねぇ」と顔をしかめる患者さんを見て、なんだか申し訳ない気持ちになってしまいました。

そしてお昼休憩。同じ職場の奥さんに「どら焼きもらった」と報告すると、「よかったね」と、やさしくニコリ。
ポケットからそのどら焼きを取り出した自分を見て、近くにいた別の患者さんがひとこと。

「ドラえもんみたいじゃな」

もう、笑うしかありませんでした。

午後のリハビリでは内容を調整したこともあり、「午前より楽だったよ」と言っていただけて、少しホッとしました。
午前の痛みも、午後の動きやすさにつながっていたと思えば、やってよかったんだなと。

患者さんから何かをもらうって、たぶんよくないことかもしれません。
でも、「これは意地悪されたお返しじゃから」と、笑いながら手渡されたそのどら焼きには、どこか温かい信頼のようなものを感じました。
リハビリは、技術や知識だけでなく、人と人との信頼が土台にあると、あらためて思います。

ちなみにそのどら焼き、もちもちの皮に、あんこがたっぷり詰まっていて。
午後の仕事を終えたあと、またポケットを確認してしまった自分に、奥さんが一言。

「ないよ(笑)」

仕事って、つらいこともあるけど、こういう日があると、また頑張ろうと思えるんですよね。
自分が頑張ったことが、誰かにちゃんと伝わっていたと感じられる日って、やっぱり特別です。

どら焼き一つでも、心に残ることってあるんだなぁとしみじみ。
また明日も、ポケットに甘い気持ちを忍ばせて、がんばろうと思います。

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